楤の木の枝。

先日のこと。制作で徹夜明けのFくん。
持っていったお弁当箱の中に、こんな拾い物を入れて帰ってきました。
工房近くの大きな楤の木から、風に吹かれて落ちてきたのだそう。

 

 

 

 

 

 

 

食材としての楤の芽しか知らなかった私は、こんなにかわいい枝を付ける
楤の木って一体どんな木なのか、想像もつきませんでした。

楤の木の芽は、人間がよくばって収穫をすると、すぐに枯れてしまう
のだそうで、この木はきっと幸せに大きく育ってきたのですね。

来年も、再来年も、どうかまた会うことができますように。

私は小枝を傍らに、針と糸を手にしています。
欲張って早く進めようとせずに、枯らさないように、傷つけないように、
じっくりじっくり針を進めていこう。

真冬の展示に向けて、少しずつ、イメージを膨らませています。

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