記憶の中のリボンを描く。

好きだった街の、好きだったお店で、
うっとりと見た、古いリボンを思い出しながら…

お店の片隅の箱に収まった
北欧からやってきたというアンティークのリボンは、
染織を勉強し始めた頃の私には、
織り方も何もわからないリボンで、
手の出ない値札の下がったものだったけれど、
初めて見た、素朴な美しさのリボンに、
しばらくその前で、動けなくなっていました。

リボン織りを続けてきた今、
ぼんやりと思い出せるそのリボンのイメージを、
記憶と手を頼りに、
機の上に描いてみています。

65本の経糸は、
二枚のリードを用いて。

二枚のリードのリボン織り。
ご紹介に向けて、この夏の目標ができました。

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