白糸刺繍の繕い物。

我が家は、仕事の場と暮らしの場が1つの小さな家なので、
お客様がいらしていない時間には、
小さな住人の楽しい時間が繰り広げられ、
思いもよらない、いろんな事件が起こっています。

リビング兼アトリエの出窓は、娘の大好きな遊び場所です。

光を通す、薄い薄いラミーの生地で仕立てた
カーテンの中は、子供には特別な場所のようで、
お家になったり、
電車になったり、
お店やさんになったり…。

教室の生徒様方は気付かれていたかもしれません…
年々、ペンのシミや、小さな繕い跡が増えていました。

先日のこと。
遊んでいた娘本人もびっくりする程の、
ビリリ、という大きな音が、部屋全体に響き渡りました。

今回の傷は、
ちょこっと繕うくらいでは、どうにもならない様子でしたので、
破れた部分の布に新しい布を剥ぎ当て、
こんな手仕事を加えました。
娘の体操服のゼッケンのようなサイズ感。
名前の代わりに、nysta o gnolaの頭文字
N の刺繍を入れました。
カーテンさん、これでまだ暫く、頑張ってくれるかしら…。

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