手仕事の記憶。

暫くの間、明け方と、夜の時間、せっせと手を動かしていました。
毎朝起きてきた子供が、今日は何ができてるかなと
喜ぶ顔を見せてくれるので…。
きっと、たくさんのお母さんが、
同じ気持ちを味わっている時期ですね。

小さなリボン織りの印を付けた、袋たち。

夜の明かりや、明け方の匂い。
手仕事とともに、作った時間の記憶が、
私の中に残りました。

作りながら、
子供の頃、近所のおばさんが作ってくださった手提げ鞄や、
母が作ってくれた靴袋や防災頭巾を思い出していました。

持ち物は妹へと代替わりしていったので、
わたしの手元に残ったものはないけれど、

嬉しかった気持ちも、
大好きだった要素も、
ちょっと違うんだけどな…という要素も、
今でも鮮明に、思い出すことができます。

私の好みや、拘りは、
この頃から何も変わっていないように思います。
娘の好みや拘りは、どうなのかしら。
元気に走り回るお嬢さん。
母の手仕事が、少しでも、
彼女の中に何かを残してくれるといいな…。

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