一つの小さな機械で、紡いで、織って、小さな手仕事の積み重ね。
土の少ない場所での暮らしの中、グラグラしている足元が、少しずつ、地に根を下ろしていくように感じるのです。
いつの日にかと夢見ていた、手紡ぎ糸での縫い取り織り。
美しく絵柄を出すには、まだ工夫を重ねなくてはなりませんが、初めましての、生まれたての織物。
ako hiroshigeさんからお預かりしたヤクの3plyを経糸に、リボン織り機で紡いでみたヤクの2plyを緯糸に。
ヤクは、紡ぐ時から、織る時、そして、機から外しても、ずっとずっと、ふうわり頬ずりしたい程の、柔らかな肌触り。