子どもの日。

連休中のアトリエショップ、遥々ご来店くださった方々、ありがとうございました。

小さな小さな小さすぎるお店ではありますが、開いてみてよかったなぁ、と思うことが、少しずつ積み重なってゆくことを感じています。
まだ改装には手がつけられていない日々ですが、今できることから少しずつ、続けていけたらと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

賑やかな娘とのお店番の時間も、一緒にできるお仕事があることを、嬉しく感じています。

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昨日バラからもらったローズウォーターは、優しい香りに仕上がりました。
たっぷり手にとって、パシャパシャと頰につける仕草は、少女の憧れです。

花びらにはまだ美しい色が残っていたので、もう一度、触れ合う時間を持ってみました。
糸に色を手渡した花びらに触れ、小さな魔女は、何を感じているのでしょうか。

糸染めをすると、目の覚めるようなローズ色は、更に淡い色に変わります。
「どうしてさっきのピンク色じゃないの?さっきの色は、どこに行ったの?そしてどうなるの?バラさんに聞いてみてくれる?どうして?どうして?」
バラの答えは、ゆっくり時間をかけて、明日になったら、きっと教えてくれると思うよ。
それまで待ってみようね。

近頃、知りたいことがたくさんで、わかることもたくさんで、想像すること、先を読んで考えること、嬉しいこと、楽しみなこと、怒ること、泣きたいこと、彼女の頭の中はいっぱいです。
周りには自分の思うように進まないこともいっぱいあって、うまくいかないこともいっぱいあって、少し焦り気味の娘。

植物に触れる中で、すぐには答えは出ないことを、焦らなくても大丈夫なことを、ゆっくりゆっくり待つと穏やかな答えが返ってくることを、少しずつ、学んでくれたらいいな。

今日は、子どもの日。
子どもの頃の気持ちを思い出しながら、彼女の目線に立ってみようと改めて思う日でした。

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