「ニスタ オ グノラ 糸花生活研究所」のstatement.

nysta o gnolaのアトリエショップ fågelbo 今日もopenします。

娘が小さかったこともあり、今までホームページ上に住所を表示してきませんでしたが、
「ニスタオグノラ糸花生活研究所」googleで検索すると、住所も地図も表示されるとのことでした。
。。。もう少し気を引き締めて、お店番します。
皆様、どうぞお気軽にお越しください。

先日、夫が作品を制作する際に、こんな文章を書いていました。
「ニスタ オ グノラ 糸花生活研究所」のstatement.
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母と子の会話。
「こちらとこちらにはいってください。こちらです。こちらとこちら。」
「こちら寒いからね、ドアの近く寒いから。」

nysta o gnola という手芸店をやっています。織り機の製作、販売、織り機を使った手芸教室を催しています。
最近、妻が小間物屋をはじめました。
「人が手を動かすことに喜びを感じて欲しくて手仕事に関わるものを揃えています。」

工業化が進むにつれて、素材は人の手から離れていった。人間は時代を追うごとに観念化されていった。
高度情報化社会は人間の観念化をさらに促進し我々自身が物質的属性を持っていることを忘れさせる。
大気、音、振動、匂い、反射、それらの移ろい。
物質と時間。作るということは時間を消費する。時間が過ぎ行くことでものが作られる。
観念的な存在には、時間がない。時間という概念があってもそこに時間は流れない。

ものから観念へ。
この流れは人の総体のあゆみなので、止めることはできないが、それでもなお、この留められない時間に差し水を与えたい。

父と子の会話。
「あたらしいおようふくつくってもらったの」
「おかあかに?」
「そう。ぼくじょうのひとなの」
「ボクジョウ?」
「けをかってー、こうしてこうしておようふくになるの!」
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今日も1日、頑張ります。

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