子供と一緒に、暮らしの中での仕事の時間。


夫婦で家で仕事をしている我が家では、
自分達らしい働き方を探り探り、
子供と一緒の毎日を過ごしています。

特に、小さな子供との日々では
ペースを掴むのがとても難しく、
保育園や一時預かりなどに頼るかどうか
何度も悩みました。

どうしても仕事の進みは遅くなってしまうのですが、
一緒に過ごすからこそ得られることも多く感じていて、
今は、悩みながら、話し合いながら、工夫しながら、
仕事、家事、育児を一緒に進めていく道を歩んでいます。

小さな頃から私達の仕事を見て真似して育っている娘は、
目の前で生まれてきている新しい織り機を使ってみたくて、
はじめて、自分の足で踏み木を踏んで、
自分の力で一枚の布を織り上げました。

子供に間近で仕事を見て感じて体験してもらえることは、
この働き方ならではの喜びです。

先日は、娘が小さな頃に出会った
わらべうたの子育てサロンにお邪魔して、
お友達と一緒にエゴノキの実を拾いました。

家に帰ってから、
エゴノキの実でつくった石鹸水で
織った布を縮絨してみました。

出来上がったふんわりとした優しい布は、
大人の仕事の世界と子供の外の世界が繋がったようで、
嬉しい一枚になりました。

コロナ禍で、リモートの授業だったり
マスクでの学校生活だったり
五感で感じられることが少なくなっている子供達。
そんな中だからこそ、
暮らしの中で感じられる沢山のことを
一緒に味わっていけたらなぁ、と、
改めて思う、秋の日です。





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