今年も、フラックスが種をつけはじめました。
昨年のこの時期と同じく
まだまた落ち着かない世の中ではありますが、
昨年蒔いた種から育った花が実を結び、
また新しい種が生まれる
その変わらぬ繰り返しに、ほっとさせられます。

長引くコロナ渦の中で、叶わないことが多くなり、
糸花生活研究所の仕事を続ける道を探る日々です。
昨年6月よりはじめたonline shopでは、
直接お会いできない方やご遠方の方にも
私達の道具をお届けすることができて、
大変有り難く感じています。
受注生産でお受けしている道具たちも、
届いた時に喜んで手にしていただけるよう、
次のお届け8月に向けて、丁寧に制作を進めています。

皆様のご自宅までお届けする中で、
手仕事のある日常の美しさ、
人と道具との心地良い関係について、
改めて考える時間をいただきました。
その時間の中から、
糸の手仕事をする道具たちだけでなく、
暮らしの中の様々な仕事の中で使っていただける
道具のアイディアが次々と生まれ始めています。

手を動かす暮らしの豊かさを軸に、
暮らしの道具のための新しいブランドをはじめます。

美しい花を咲かすまでゆっくりと大切に育てる時間。
咲いた花が命を全うして、
また次の種につなげるための実を結ぶ時間。
時間と共に一緒に育ってゆく道具であって欲しい
という願いから、
Frukt o Frön
フルクトフラン
(実と種)
という名前をつけました。
これからゆっくりとご紹介の準備を整えていきます。
nysta o gnola共々、どうぞよろしくお願い致します。