日々の記録。

ここのところ、教室続きの日々。
生徒様に会える嬉しさと、
一緒に手を動かす喜びを感じる時間を過ごしていました。

あっという間に過ぎた6月。
diaryやonline shopの更新、
そして日々の制作は、
とってもゆっくりになっています。。。

そんな中、
ゆっくりですが進めてきた制作が少しずつ形になってきたので、
日々の記録として。

織りを始めた頃からの夢だった、亜麻の糸。
2020年7月、育てたフラックスで、最初の亜麻糸ができました。

手前の黄色味を帯びた糸は、
我が家の小さなプランターで育ったフラックスから。
奥の緑味を帯びた糸は、
亜麻の種をくださった素敵なご夫妻の畑のフラックスから。

初めての糸は、とても無骨な少しの糸ではありますが、
掌に載せると、小鳥をそっと抱いているような、
優しく嬉しい気持ちになります。
専用の道具がないので、家にあるもので色々と試しました。
木槌、苧引き具、
そして…娘から借りて重宝したのは…、
おままごとの包丁です。

我が家のフラックスは、
少ない土で少ない日差しで育ったからか、
少し頼りなく、細く柔らかな繊維でした。
いただいたフラックスは、
広い場所で太陽の光をたくさん浴びて育ったのでしょう、
元気で張りのある、しっかりとした繊維でした。

日本の関東地方で育てたフラックスは、
ヨーロッパの気候で育つフラックスのイメージよりも、
苧麻や大麻のイメージに近いような気がします。

この場所で、今この時に、できること。
自然災害や、ウイルスの問題や…
不安なことはたくさんありますが、
小さなフラックスと関わる手仕事の時間から、
今この場所で、しっかりと立っている嬉しさを感じます。

植物って、すごいなぁ…
手仕事って、すごいなぁ…
そんなことを思いながら。

今年取れた種で、
また来年も、育ててみよう。
嬉しい初夏の手仕事が1つ、増えました。



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こちらは、人との繋がりの中から。
植物の恵みを形にしてくれる
yoga soiの柳原愛さんとの、2つ目のアイピロー。
以前のフラックスのものからリニューアルし、
今回は、
ハーブとクリスタルのブレンドで考えてくださっています。
キットと、少しですが完成品の販売も予定しています。
online shop でご紹介できるよう、準備を進めています。

下の写真は、workshop grassheartさんより御声掛けいただき、
制作を進めてきたフレーム織り機。

秋ごろに発売できるよう、
道具やテキストの試作を繰り返しています。
online shop でもご紹介させていただく予定です。


ときどきお問い合わせをいただく
「今日のひと枝」も、続けていきたいと思っています。
ゆっくりペースになってしまいますが、
楽しみにお待ちいただくことができたら、とても嬉しいです。




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