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ayaco yoshiokaさんの白樺作品、届きました。
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草木から始まる手仕事。
投稿日:
2019年10月7日
作成者:
admin
明け方の光の中、生麩(しょうふ)で糊付けをしたリネンの糸
12月の展示とWSに向けて。
日が昇り、寝室に繋がるベランダの窓を開け、糸を干すと、
起きたての娘が布団を被り、「寒い〜。」と言う。
空気が、秋に変わりました。
布団から顔を覗かせて、
色とりどりの糸を見ながら、
「これ、何で染めたの?」と聞く娘。
今回の糸は、糸屋さんが染め粉で染めてくれた糸なんだよ。
と説明すると、
「黄色は、黄色くなった葉っぱでしょ。
赤は、赤くなった葉っぱでしょ。
紫は、この前どんぐりの実を割ったら
中から出てきた色とおんなじだ。
きっと、どんぐりで染めたんだね。」
庭から持ってきた草木を台所で染める作業を
いつも見てきた娘には、
色は全て草木のイメージと繋がっているようです。
化学染の色も、本来は、植物からの色を模倣した結果。
季節を逃すと出ない美しい色を安定して得られるようにと、
人々が知恵を絞って生み出してきた色。
化学染の色に触れるときにも、
植物に憧れた初めの気持ちを、
忘れないように関わりたいと思うのでした。
————————————————————————
今年の夏は、庭で育てていた藍で染める時間を取れず、
種を育てることにした、可憐な白い花。
小さな場所、限られた時間の中で
できることは少ないけれど、
来年は、藍の色を、娘と一緒に染めたいな。
————————————————————————
庭のフラックスの芽も、すくすくと育ち始めています。
小さな恵の数々に、
手仕事に繋がる喜びを噛みしめる日々です。
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